一橋大学 政策大学院 産学連携

医療の質の向上と効率化に向けた
産学連携プロジェクト

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産学連携プロジェクト
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現在、800兆円を超える巨額の公的債務そして日本社会の構造変化を背景として、様々な公共サービスのあり方が問われています。中でも、近年は、医療をめぐる様々な問題が注目されるようになり、その効率化とともに質の向上を図ることが重要な課題であると考えられています。

私たちは、このような現状認識に基づき、私たちが専門とする経済学の観点から「医療の質の向上と効率化」のための研究を行ってきました。幸い、一橋大学は、四大学連合における東京医科歯科大学との連携を通して、これまで医療経済の教育・研究の基礎を作り上げてきました。教員による医療経済研究の成果も着実に蓄積されてきています。

このような研究をさらに発展させるために、私たちは医療に関わっておられる方々との連携を重視した取り組みを始めました。医療の問題をさらに深く理解し、「医療の質の向上と効率化」のための実際的な提案を行うためには、医療の専門家との恊働(コラボレーション)が必要だと感じるようになってきたからです。

実践的な政策教育を行うことを一つの目的として、2005年に創設された一橋大学国際・公共政策大学院(以下、政策大学院)では、もともと産学連携を重視してきました。例えば、公共経済プログラムで行っているコンサルティング・プロジェクトは、民間のシンクタンク、研究機関、あるいは企業などで学生を受け入れて頂き、仮想的にコンサルティングを行わせてもらうといった取り組みを行っています。さらに、学外から講師の方々をお招きし、政策の現場に近い方々からのお話を伺い、議論する講義も数多くあります。

そのような政策大学院のカルチャーの中で、「医療の質の向上と効率化にむけた産学連携プロジェクト」もまた自然なものとして受け止められ、前向きな取り組みが始まりました。この取り組みは、医療のみならず、公共サービス一般の質の向上と効率化という重要な社会的課題に対しても、重要な意味を持つと私たちは考えています。

そのような産学連携の取り組みの成果を報告するとともに、新たな産学連携の出会いが生まれることを期待して、本ホームページを立ち上げることにしました。一橋大学における医療経済研究の活動と成果については、すでにホームページを開設していますが、そこで提供される情報や公表される成果も含めて、産学連携のインターフェースとして、本ホームページを充実させて行きたいと考えています。

私たちは、本大学・大学院の大きな強みである医療経済研究に一つの軸足をしっかりと定めて、上記の目標の実現のために、着実に成果を出して行きたいと考えています。上記ホームページおよび本ホームページで紹介しますように、私たちはすでにいくつかの産学連携プロジェクトを実施してきました。そして、本年度からは三菱化学メディエンス株式会社様のご寄付による寄付講義も始まりました。今後とも、「医療の質の向上と効率化にむけた産学連携プロジェクト」の取り組みの重要性にご賛同頂き、ご協力頂ける諸機関との連携を深めさせて頂ければと考えております。

本プロジェクトおよびホームページに関しましては、下記の担当教員まで、お気軽にご連絡ください。

一橋大学 経済学研究科 & 政策大学院 
准教授 山重慎二
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