No3.斎藤めぐみ(グローバル・ガバナンス・プログラム2年課程)
霞が関インターンシップ体験記(防衛省)
一橋大学国際・公共政策大学院
グローバル・ガバナンス・プログラム1年
斎藤めぐみ
私は、2009年8月10日~21日までの間、防衛省のインターンシップに参加させていただきました。 私も含め、総勢11名のインターンシップ生と共に、「国際的な安全保障環境改善のための取り組み」というテーマの下、防衛省の内局の方や自衛官、そして防衛研究所の方々から講義を受けました。 講義の内容は、①防衛省の広報活動 ②現在の国際安全保障環境 ③日本の防衛政策の基本 ④軍縮・不拡散 ⑤インド洋・イラクでの活動と海賊派遣 ⑥防衛交流 ⑦日米安全保障体制 ⑧国際平和協力活動 ⑨研究者による国際交流 と多岐に渡るもので、どれも興味深いものでした。 学校にいるだけでは接することのできない方々から、本などからでは知り得ることができない内容を聞くことができ、更には、その場で質疑をし、その場で解決できたことは、非常に貴重な時間であったと思います。
また、講義室を離れて、防衛大臣の記者会見を拝見したり、陸上自衛隊広報センターへ見学に行ったり、防衛省内を巡る市ヶ谷ツアーに参加したりと防衛省の広報活動の一端を自分の目で見ることができました。 広報活動については意見交換会も開かれ、防衛省が広報活動に力を入れて取り組んでいることが分かりました。
そして、インターンシップの集大成として、「日本はPKOをアフリカに派遣するべきである」を論題とするディベートと12月の人事院発表会に向けての中間発表を行いました。 ディベートの準備は大変で、家に帰ってからリサーチをしたり、休みの日にもグループメンバー全員で集まって話し合いをしたりしました。 ディベート前日には、大学に泊まり込んで準備をしました。 ディベートは賛成・反対のどちらの立場でも行ったので、それによって、多角的な視点を持つことができたと感じています。 政策を考える上で、このような視点が必要になってくると思うので、ディベートは非常によい経験になったと思っています。 中間発表では、上述した防衛交流の講義の中で、特に日豪の防衛交流・安全保障協力がかなりの進展をみせていること知り、驚き、興味をもったので、それをテーマとして発表しました。 中間発表では、防衛省秘書課の方や他のインターンシップ生からコメントやアドバイスをいただくことができ、人事院発表会に向けて非常に有用なステップになりました。
2週間という短い間でしたが、安全保障分野についてより深く知識を得ることができましたし、日本の安全保障について今まで以上に考えるようにもなりました。 また、他の大学院のインターンシップ生と共に切磋琢磨し合い、仲良くなれたこともこのインターンシップの収穫の一つであり、更に、このインターンシップは、自分自身の将来を考えるにあたって、非常によい機会になったと思っています。
最後になりましたが、今回、私たちを受け入れてくださった人事院や防衛省大臣官房秘書課の皆様、貴重な講義をして下さった防衛省の皆様、そしてお世話になりました関係者すべての皆様にこの場をお借りして、御礼申し上げます。ありがとうございました。